簡単な歴史・解説

特徴

北海道犬（アイヌ犬）のルーツは、縄文時代初期のちのアイヌ民族となる縄文人が、本州から北上する際に連れて歩いていた獣猟犬(マタギ犬)といわれています。アイヌの人々が育ててきた犬であることから「アイヌ犬」と呼ばれていたが、昭和12年に国の天然記念物に指定されてから、正式名を「北海道犬」とする運びとなりました。国内外を問わず人気のある北海道犬ですが高まるに反して、頭数は減少傾向にあります。

北海道犬（アイヌ犬）と他の日本犬との特徴の違い
北海道犬は他の日本犬よりも寒さに対して非常に強く、雪深く寒い場所でも自由に動き回れる。
日本犬とは日本原産の犬の種類のこと。古くから日本で生育している在来犬の総称。代表的な日本犬は小型の柴犬と中型の紀州犬・四国犬・甲斐犬・北海道犬、大型の秋田犬。

毛色

赤、白、黒、胡麻、虎、褐色

お手入れ

北海道犬は、ダブルコートなので抜け毛が溜まったり、毛玉になったり皮膚を痛めてしまう可能性があるので毎日のブラッシングは必須となります。特に換毛期は入念なブラッシングをする必要があります。また、ダブルコートで風を通しにくい構造のため、ニオイもこもりやすいところがあるので皮膚病予防のためにも、3週間～1ヶ月に1回のペースでシャンプーを行いましょう。

性格

獣猟犬として育てられてきた北海道犬は、勇敢さを兼ね備えており自分より大きな大型獣にも怯むことなく立ち向かうことができるため、気性の荒い部分もあります。 また、主人に対しては忠実で従順だが、他人や他の動物には強い警戒心からなつきにくい事があります。その警戒心から、家族以外に対して吠えたりかみついてしまったりなどの問題行動が起こる可能性があるので、社会性を身につけ、人に危害を加えてはいけないことを教えていくことが大切になります。 人や他の動物へ危害を加えないようにしっかりと学習させる必要がある。しつけの方法は子犬の頃からプロのトレーナ―へ相談するとよい。

運動

非常にスタミナがある犬種なので、ストレス解消や病気予防のために十分な運動が必要です。毎日、1時間以上の散歩を行い、自由に走り回れる機会も設けてあげるとよいでしょう。